不倫でも慰謝料を支払わなくて良いケースはあるのか
2017.04.26

デスク離婚の慰謝料でよく話題となるのが、「不倫による慰謝料」です。

しかし、不倫の原因やそこに至る過程にも様々なケースがあり、「このケースの不倫は慰謝料を支払わなくて良いのでは?」といった場合もあります。

今回はそんな疑問を解決していきたいと思います。

▽不倫による慰謝料は不貞行為によって生じる
離婚の際に発生する慰謝料は、精神的損害のくくりから発生します。そしてその精神的損害には「不貞行為」があり、法律上の用語で不倫は、この不貞行為に該当するとされます。

ただこの不貞行為によって必ずしも慰謝料がはっせいするとは限りません。
そもそも、不貞行為にどういった行為が該当するのかや、慰謝料が発生するかどうかは、弁護士や裁判所が判断するためです。

▽不倫による慰謝料には減額がある
不倫による慰謝料には、夫婦間の関係性によって生じる金額が変わってきます。

たとえば、
不倫発覚以前に夫婦関係が良好で合った場合は増額、そうでなかった場合は減額。
不倫していた期間が長ければ増額、短い場合は減額。

この他にも不倫相手の子どもの有無や、自身の謝罪や反省の態度、不倫によって離婚や別居が発生するかどうかなども、金額を左右します。

もし、不倫によって慰謝料を請求する場合、あるいはされる場合につきましては、ご自身と配偶者の関係性、そして不倫の相手の状況をよく鑑みておく必要があるでしょう。

▽ずばり慰謝料支払わなくて良い場合は?
厳密に言うと、慰謝料を支払わなくて良くなるということはありません。
ただ、協議によってお互いが納得した場合は当然支払う必要はありません。

また、自分が請求される慰謝料は、相手に請求する慰謝料によってトントンの金額となり、結果的に慰謝料を負担することが無くなるといったケースもあります。

▽昨今の夫婦事情は様々
最近の夫婦事情は様々な形をとるようになってきました。
数年前に夫婦共々不倫をする「ダブル不倫のドラマ」が流行するなど、不倫は至極身近で起こり得るものだという意識が、多くの方に芽生え始めています。

もちろん、不倫は肯定されるようなものではありませんが、それぞれに様々な事情や経緯があって起こることです。
慰謝料の支払いを請求したくなる気持ちはわかりますが、自分の気持ちはもちろん、相手の気持ちを汲み取る意識も必要なのかもしれません。

相手を非難するだけでなく、前を向くための慰謝料の請求とするのが最適解です。

▲ ページトップへ